2017年の近況.js

前回の記事を書いてから半年も経過しててびっくり。毎月何かしら脳がシェイクされるようなことが起きてて、予定なんか何も入れてないつもりでもカレンダーみるとグッチャグチャになってるー

忘れないうちに近況めも

npm doctor

npmに、npm doctor コマンドを追加した。

もちょいでopenなissueが3000を超えるnpmのリポジトリだけど、自分なりにできることを積み重ねていってる。

  1. issue reportの正規化
  2. 正規化されたissue reportを元に、trouble shootingの追加
  3. trouble shootingを元に、自動診断コマンドの追加

次のステップとしてauto fixの追加を考えてる

モチベーションは、supportabilityへの関心。開発者に可能性を見せるのがD2Dのソフトウェアであるべきなのに、よく分からないエラーでモチベーションを奪うのは大きなマイナス。で、この問題を解決する良い題材がnpmだった。supportability はまだ熱い話題にはなってないけど、どんなソフトウェアも例外が発生し得るので、問題が発生した際にユーザーにどのような解決手段を提供できるかっていうのは開発者がケアすべき項目になるんじゃないかな。機会費用

amsterdam.js

そんな話をAmsterdamで1番大きいJSコミュニティのカンファレンスで話させてもらえることに。笑い取りたい。

AmsterdamJS Conference 2017

Node.js core collaborator

になった。コミット権限があるだけで、結局はコントリビューターとそんな大きな差はないように思う。ちゃんとした人にならなきゃなぁてくらい。

キッカケは @about_hiroppy。彼がtestの改善をガリガリしてたのを間近で見て、自分なりに興味もてそうな部分を探してみた結果、WHATWG/URLのパーサーの実装を推し進めるお祭りに気付くことができた。そっからは、仕事後に図書館に寄って閉館まで早い者勝ちの実装をいっぱいやって、Jamesに推薦してもらうに至った。

この実装のお祭り、スペックが考慮していないケースを思いつけるのが本当にエキサイティング!当たり前なんだけど、仕様を変えると全ブラウザに波及する。

あと、開発だけじゃなくて今年はこのコミュニティ内で人との交流も活発になりそう。Intl WGで月次定例に出て通話でi18nの議論をしたり、月末はベルリンでcollaboratorが集まる議論に参加したり、ドイツのV8チームとご飯いく予定とかも。良い1年になる気がする :D

Electron まわり

先月サンフランシスコであったElectronのメンテナ会議に参加してきた。coreコードへのpatchは小さいの3つくらいしか送ってないんだけど、東京Node学園祭がキッカケでメンバーと顔見知りになったのもあって、遊びに行く感覚で議論に参加させてもらった。軽い気持ちで参加したんだけど、4日間、朝から晩までMozilla SFのオフィスでテーマ出しからバジェット付まで、ずーーーっと話し続ける会。すんごい充実感。

議論では、全体の利益が最大になると自分が思う方向に話を広げて問題意識を広げることに集中。i18nをケアできれば、より多い母数にアプローチできて可能性が広がる。自分はその例だよ。って感じに、信用をロンダリングしたりして、2つのトピックで自分の提案が予算の40%獲得することができた!しょーじき自分の説明は微妙だったんだけど、問題に共感してもらうところまで頑張れば生きてはいける。次はもちょいスマートに説明できるよーにしたい。

ホントはコミュニティでの議論をリードをできるくらいになりたいんだけど、まだまだ勉強と実践が不足しまくってるのが今回の会議で浮き彫りになった…。会社の会議とはわけがちがう ;(

とりあえずファシリテーターに関する本を読んでみてる:

いじょー近況でした。