ラノベのタイトルとかが長くなる理由

こんばんわ。

やたらと命名が長かったり難解なものになる傾向がある昨今ですが
その理由を思いついたので記します。


AIDMAとかSIPSとかマーケティングの考え方あると思いますが
今回はAISASが当てはまります。

AISASとは

  1. 「Attention」(注意が喚起され)
  2. 「Interest」(興味が生まれ)
  3. 「Search」(検索し)
  4. 「Action」(購買し)
  5. 「Share」(情報を共有する)

の略。

で、今は供給過多気味なので一日中ずーっと注意喚起され続けています。その結果、興味が分散し、検索までのハードルがあがり続けています。続きはWebで!なんて言ってる場合じゃありません。
Interestの部分、興味が生まれる流れは以下ようなモデルが考えられます。

"コミュニケーションにおける正の連鎖"
1. 話し相手の情報を知らない
2. 話すことが好き & 相手に興味を持つ
3. 話す
4. 情報を引き出せる
5. さらに相手に興味が湧く -> 3へ

アニメキャラや芸能人は、相手の情報が流れこんでくるので
話す前から最初から興味がわく。
情報が流れこんでくる->興味が湧く
の、正の連鎖がそこにはある。

(今回の場合は"話す=調べる"と考えてください)
参照: http://watilde.hatenablog.com/entry/2012/11/25/064847


つまり、続編、二次創作、豪華主演など、元々知ってる情報が少しでもあると興味の連鎖が起こるわけですね。が、これらは当然制作費が高くなりがちです。版権とか著名な人にお金をいっぱい払わなきゃいけません。

そこで、考えだされたのが今流行ってる長いタイトルです。前だったら立ち読みで概要を知り、興味の連鎖が生まれていたかもしれませんが、今はインターネッツです。供給過多で、無名なコンテンツはタイトルしか読まれません。故に、タイトルから中身を分からせることは、コンテンツの立ち読みと同価値になっていると言えます。行動を1つ減らす短縮モデルとして有効な手だと思います。

まとめると
ラノベのタイトルとかが長くなる理由
目的: 内容を知ってもらう
背景: 供給過多で無名なコンテンツはタイトルしか読まれない

これ政党名でも同じことが言えるかも知れませんね。


ちょっと話かわるけど、検索を第一のゴールとするならば謎解き物は検索が稼ぎやすそう。謎が深くテーマが抽象的なほどスレが伸びるのでヒットしやすいのかなーとかも考えらる。ヒットすればスレが伸びるわけで、逆にスレが伸びるような企画を考えればヒット率があげられるって発想。
炎上マーケティングとは違う形で、みんながググりたくなるネタを提供できると面白いですね。


おしまい。